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2026.2.16

塗装は実は「色を塗る仕事」じゃない

塗装は実は「色を塗る仕事」じゃない。

勝負は、見えない層で決まる。

板金塗装というと「色を塗って終わり」と思われがちです。

でも仕上がりの差は、表面よりも 見えない層段取り に出ます。

今回は、板金塗装工場の実際の現場をもとに、

「なぜ時間がかかるのか」「なぜ仕上がりが変わるのか」を、5つの視点でまとめます。


① 塗装ブース(大型乾燥ブース)

塗装ブースは「塗る場所」ではなく、風と温度を管理して仕上がりを作る設備です。

押し出し+吸い込みの気流制御(プッシュプル)。

塗装はミスト(霧)との戦いで、気流が乱れると肌が荒れます。

さらに温度。

たった1〜2℃の差で、肌(表面の質感)も硬化の進み方も変わる。

外から見れば同じ作業でも、結果が変わる理由がここにあります。

 


② 調色室/調色ラック

調色は「勘」だけではなく、データで再現性を作る工程です。

原色ボトルを並べ、デジタル秤でグラム単位管理。

数値で合わせるから、同じ色を安定して作れます。

ただ、数字だけで終わりません。

塗料は光・素材・角度で見え方が変わるので、最後に合わせるのは 職人の目 です。

結局、いまの塗装は

**「データ+目」**で精度を詰める仕事です。

 


③ 下地(サフェーサー)

一番伝えたいのはここです。

上塗りの色やツヤよりも、まず下地。

写真で見えるピンクの層がサフェーサー(下地材)。

ここが甘いと、どんなに上を綺麗に塗っても意味がありません。

  • 剥がれる

  • 浮く

  • ひび割れる

見えない層の出来が、仕上がりと耐久性を決める。

塗装は「表面の美しさ」ではなく、「層の品質」の仕事です。


④ 施工中車両

作業中の車両を見るとよく分かります。

塗るより先に、外している。

バンパー、ライト、モール、内装……。

体感で言えば、塗るのは2割、外す・戻すが8割

そして本当の完成は、塗った瞬間ではなく、

組み直して違和感ゼロになった時です。


⑤ 最後の写真

現場を触って汚れて、最後に手を洗う。

こういうのが、一番大事です。

 


結論

塗装は「色を塗る仕事」ではありません。

見えない層を積み、環境を整え、段取りを組み、最後に違和感をゼロにする仕事です。

だから板金塗装は、時間がかかることがあります。

その手間が、仕上がりと耐久性の差になります。

 

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