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2025.12.12

■ 「再塗装車は、塗ってみるまで何が起きるか分からん“ロシアンルーレット”」

■ 「再塗装車は、塗ってみるまで何が起きるか分からん“ロシアンルーレット”」

車の修理でいちばん厄介なのが、

“過去にどこかで再塗装された車” です。

見た目は普通でも、

その下に“以前の誰かが塗った塗膜”が眠っている。

そして…これが本当にクセ者。


■ なにが起きるか、フタを開けるまで分からない

上から新しい塗料を吹くだけで、

前の塗装が反応して、

・ハジく(塗料が弾いて島みたいな模様になる)

・膨れる(下の層だけボコッと浮く)

・ちぢむ(シワシワになる)

・色が変わる(前の層が透けて悪さする)

…こういう“事故”が平気で起きます。

ほんの薄く1回スプレーしただけで“地獄絵図”になることもある。


■ なぜこんなことになるのか?

理由はシンプルで、

**「前の工程がどうだったか誰にも分からない」**から。

・どこの店で

・どんな塗料(メーカー)で

・何回吹いて

・乾燥温度はどうで

・下地処理はどんなやり方で

・クリアは強い?柔い?

これら、全部“見た目では完全に分からない”。

つまり、

前の職人の“レシピ不明の料理”の上に、もう一回料理を重ねる状態。

そりゃ予想外の反応も出る。


■ 現場が慎重なのには理由がある

再塗装車を預かったとき、工場が

・一旦ペーパーで試してみます

・小面積で一度軽く吹いて反応見ます

・思ったより時間かかるかもしれません

と言うのは、

“様子を見ないと後戻りできなくなる”から。

一発で全塗りコースに変わるリスクがある。

それくらい再塗装車は読みづらい。


■ 結論:見えないところにリスクが潜んでいる

ユーザーからは普通の車に見えても、

職人からすると 「この車、爆弾仕込まれとる可能性がある…」 という扱いになる。

だからこそ、再塗装車の入庫時には

・時間がかかる

・慎重な説明が必要

・見積りが増減しやすい

こういう特徴が出るのは“仕方ない理由”があるんです。


■ 最後に

再塗装車の修理はロシアンルーレット。

うまくいけば何も起きない。

外れを引けば、塗膜が一気に暴れ出す。

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